バス運転手は慢性的に人手不足

乗り合いバス運転手は慢性的に人手不足の状態が続いており常に求人している状態です。
このため1人当たりの労働時間は増える一方です。
また、乗り合いバスの仕事は変化のない毎日の連続です。成果や達成感はなく毎日を無難に終わらせることが必要です。毎日毎日同じ道を何往復も繰り返し10時間以上走り続ける。こういった勤務に飽きる人には向かないと思います。
実際にこういった理由でやめていく人が多いことも人手不足の理由のひとつです。仕事を選ぶ基準は給料の額だけじゃないという方も多いと思います。この仕事が自分に合うか合わないか、以下の記事を見て考えてみてください。

休めるか休めないかもわからない

バス運転手は常に人手不足です。
定員のマイナス10~20の事業所も当たり前にあります。なので休日出勤なんかしょっちゅうです。
乗り合いバスの場合1日に走らせなくてはならないバスの本数が決まっています。人手不足の状況でそれを埋めるためには休日出勤しかありません。
連続勤務日数は13日までと法律で決まっていますがこれを忠実に守っていたとしても、
1日16時間の勤務で2週間に1日しか休めない。
本当にきつい仕事です。

バス運転手は長時間勤務

法律上、1日の勤務は16時間までが上限と決まっています。そして翌日の勤務開始までは8時間以上あけるとの決まりもあります。勤務時間とは実働と休憩を含めたいわゆる拘束時間のことです。休憩時間には給料は発生せず、ハンドルを握った時間だけが実働時間とされます。乗り合いバスの場合、決められたダイヤ通りに運行する会社がほとんどです。
ダイヤはたいていが短くても10時間以上。
朝の通勤ラッシュを走り、昼間に休憩して夜も走る。遅番は昼間に早番組が休憩している間に走りそのまま終バスまで。会社としては朝、夜と別の人間にやらせると人件費がかかります。人手が必要な朝夕のラッシュの時間両方を走らせ、昼間は休憩させて人件費を削る。
なので勤務時間の長さのわりに給料は稼げません。
また、就業時間とは発車から帰庫の時間とする会社が多いです。もちろん通勤時間は含みません。
燃料の補充、オイルや冷却水の補充や日常点検などは運転手がやります。
翌日の勤務まで8時間あけるとの法律を守っていても睡眠時間は長くても4~5時間程度。
これが毎日続きます。
寝不足で居眠り運転なんか日常茶飯事です。

時間に終われて走り続ける

ハンドルを握り、路線に出れば時間との戦いです。
時間に追われてひたすらアクセルを踏みつけるばかりの毎日です。
普通車で走っても余裕がないほどの過密ダイヤで運行しています。路線バスの場合、所要時間が大きなコストとして扱われます。運行時間が長ければそれだけ人件費がかかることになります。
なのでバス会社は所要時間を1分でも削ろうと躍起になっています。
ダイヤ改正のたびに所要時間を削られるので運転手の危険は増すばかりです。もちろんこうなれば客も危険にさらすことになりますが、会社は利益優先です。
バス業界は軒並み売り上げ減なので今後ますますこの流れは加速するでしょう。

乗り合い貸し切りの増加

「乗り合い貸し切り(乗り貸し)」と言う形態が増えています。
これは路線を走っている普通の乗り合いバスの車両を貸し切りとして使うものです。基本的には高速には乗らずに近場限定で営業しています。バスガイドもつきません。
学校の社会科見学や合同運動会、選挙などがあった場合の開票要員の選挙センターへの送迎などが代表的な事例です。
バス会社にとってはバスガイドや貸し切りの運転手を雇わずに済むし、もともと使っている車両を使うので余計な設備投資をせずに営業できて儲かるので参入が増えています。
運転手はもちろん乗り合いバスの運転手がかりだされます。
乗り合い路線バスの他に走らせるので大半が休日出勤です。最近私も「乗り貸しで休出して」とよく頼まれます。
通常の勤務でも人手不足なのにさらにイレギュラーの乗り貸しまでやらされてますます人手不足です。全然休めません。