バスが毎日遅れる理由(遅れるのが当然な理由)

バス運転手の日常
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バスってなんで毎日遅れるの?

バスがなぜ毎日遅れて走っているのか?

この理由について解説します。

毎日バスが遅れてて納得できない、渋滞もしてないのになんで?

と思っている方にぜひ読んでもらいたい記事です。

筆者は都内で路線バス運転手としてのキャリアが14年目を迎える現役バス運転手です。

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バスが毎日遅れる理由は早発防止

バスが毎日遅れる理由は早発の防止のためです。

早発とはバスがバス停の予定時刻よりも早く発車すること。

これを防止するためなんですよ。

早発するってことは時間通りにバス停に来たお客さんを置いていくことになりますし、法令でも禁止すると明記されているんですよ。

(早発の禁止)

第十二条 一般乗合旅客自動車運送事業者は、第五条第一項第三号及び同条第二項第三号の規定により営業所及び停留所に掲示した発車時刻前に、事業用自動車を発車させてはならない。

引用:旅客自動車運送事業運輸規則

ではなぜ、早発の防止のためにバスが遅れるのかと言うと、早発にならないようにバスの時刻は早めに設定してあるんです。

「これよりも早く発車するのは無理だろう」っていう時間でダイヤを組んでいます。

法律上は早発は禁止しているけど時刻よりも遅い分には違反になりません。

だから毎日遅れているんです。

まとめると

  • バスは時刻よりも早く走ることは禁止されている
  • なので「これよりも早く走ることは無理」という時刻でダイヤを作っている
  • 結果として毎日遅れて走ることになる

バス停間の所要時間が0分の場合も

バス停からバス停までの所要時間が0分で設定されている場合もよくあります。

例えば始発地点が8:00発車の路線で、1つ目のバス停の時刻が8:00、2つめのバス停の時刻も8:00、3つ目のバス停の時刻も8:00。

これなら絶対に早発なんかできませんよね。

こうして早発防止のために無茶なダイヤを作っているんです。

バス停の時刻の解釈について

バス停の時刻表に書いてある発車時刻の意味については

「この時間にバスが来ます」じゃないんですよ。

「この時間までにバス停に来てくれれば確実にバスに乗れます」

という解釈をしてほしいですね。

早発防止のために遅れ気味に走ることが法律上義務付けられているようなものなので「この時間にバスが来ます」って約束はできないんですよ。

なので「この時間以降にバスが来ます」という意味になります。

お客さんには「この時間までにバス停に来てくれれば確実にバスに乗れます」という意味に思っていてほしいですね。

早発が多い場合は苦情入れてOK

Twitter上では「早発された」という書き込みも多くあります。

中には「こういう場合って苦情入れてもいいんですか?」という質問もありました。

OKだと思います。

早発は明確に法律違反だし、時間通りにバス停に来たお客さんを置いていくってマズいですよ。

同業者的に見てもよくありません。

苦情入れていい事案だと思います。

程度によっては国土交通省への通報もありです。

早発ってそれくらいマズイことなんですよ。

なのでこれを防ぐためにバスが遅れ気味に走るってむしろ健全なことなんです。

バスの運転手はなぜ遅れても謝らないのか

ここからはバスの運転手はなぜ遅れても謝らないのか?について運転手側の意見を解説します。

運転手はバスが遅れていると思っていない

バスの運転手は大半の場合、バスが遅れているとは思っていないんです。

オイオイ、いい根性してんな!

っていう話じゃありません。

本当に遅れていると思っていません。

というより、遅れていることを分かっていないんです。

さっき書いたとおり、バスのダイヤは遅れ気味になるように作ってあるんです。

途中途中のバス停では早発を防ぐために遅れ気味です。

しかし路線全体では余裕を持ちたい。

例えば、

  • 路線全体(始点から終点まで)では30分の所要時間
  • 早発を防ぐために途中途中のバス停では遅れ気味
  • 終点から一つ手前のバス停までの所要時間が20分
  • 一つ手前から終点までの一区間で残りの10分
  • これで路線全体では30分の所要時間

っていうことをやっています。

つまり、終点の一つ手前のバス停で10分遅れていても終点に着いたら時間ぴったり、ってことになります。

これも早発を防ぐ手段なんです。

しかも、バスの運転手は到着時間よりも次の折り返し運行の発車時間しか見ていません。

次の発車時間まで余裕があれば遅れているなんてことは思っていません。

だからお客さんは遅れているのに謝らないって思うかもしれませんが、運転手側からすると遅れていると思っていないんです。

バス運転手は個々のバス停の予定時刻を知らない

もう一つのバス運転手が遅れても謝らない理由はバス運転手は個々のバス停の予定時刻を知らないんです。

バスの行路表には個々のバス停の時刻は書いていません。

代表的な経由地1~2箇所の時間が書いてあります。

早発しそうな場合はここで時間調整をするためです。

時間調整用のバス停でよほど遅れていなければ遅れていることに気付かないんです。

遅れているときは「これは何分のバスだ?」とかよく聞かれるんですけど知らないんです。

私の場合は「時刻表を見てください、そこに書いてあるのはあくまで予定です」と答えています。

バスの運転手が遅れても謝らないのはバス運転手は個々のバス停の予定時刻を知らないからなんです。

まとめ

バスが毎日遅れている理由は

  • 法律上早発が禁止されているので遅れるようにダイヤが作ってある
  • 法律的には遅れているほうが健全
  • 運転手はバスが遅れていることを分かっていない

理解をしていただければ幸いです。

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