バスはいつどこで給油しているの?

バス運転手の日常
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バスの燃料給油について教えます

バスの燃料給油について、都内で路線バス運転手としてのキャリアが14年目を迎える現役バス運転手が教えます。

路線バスがガソリンスタンドで給油している姿を見たことがある人はいないはずです。

「バスっていつどこで給油しているんだろう?」と思っている方、バスが給油しているところを見たい、と思っている人に読んでもらいたい記事です。

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路線バスの場合は車庫内で運転手が給油

まずは路線バスの給油について解説します。

大手の路線バスを運行する会社ではそれぞれの営業所や車庫内に給油設備があります。

そこで出庫前や帰庫後、または休憩時間などに給油しています。

給油の作業は運転手が自分の乗務するバス車両に自分で給油します。

貸し切りバスや高速バスの場合

貸し切りバスや高速バスの場合は大手の場合は車庫内に給油設備があったりします。

この場合は運転手が自分で給油します。

高速バスの中でも長距離(東京~九州間など)の場合は満タンで出発しても途中で足りなくなるので高速道路上で給油します。

会社によっては提携しているガソリンスタンドチェーンなどがあるので可能な限りは提携店で給油するんです。

この辺は長距離トラックと似ていますね。

バスは燃料満タンで何キロくらい走るの?

バスが燃料満タンで何キロ走れるかは車種や道路によっても違います。

(当たり前か・・・)

路線バスの場合は燃料タンクが最近の車両だと大体150リットルくらいが普通です。

平均的な燃費がリッター2キロ位なので300キロくらいは走れる計算ですね。

もちろんギリギリまで走るなんてことはしないで早めに給油します。

バスも普通車と同じようにエアコンをつけると燃費が悪くなるので夏はもっと走行距離は短いです。

最近はオートマ車も増えてきているので「平均的な燃費」も数値が変わってくるかもしれません。

燃料タンクの大きさは車種によってはもっと小さいこともあるし、大きいのもあります。

バリアフリーのノンステップバスだとタンクは小さめです。

燃料タンクが床の下にあるので。

昔のようなツーステップの高床式だと200リットル位入るのもあったようですよ。

貸し切りバスや高速バスの場合も床が高く、その下に広いスペースがあるので大きめのタンクがついています。

車種にもよりますが、400リットルくらい入ります。

走行可能距離は大体1000キロ前後となっています。

なので東京~大阪間くらいは給油なしで走れます。

渋滞で一般道に下ろされる場合もあるので余裕をもって給油します。

観光バスの場合は走行用のエンジンとエアコン用のエンジンがついていて(計二つ)燃料タンクもそれぞれついていたり。

バスと一言で言ってもいろいろあるんですよね~

危険物取扱者の資格について

バスの燃料は軽油なので取り扱いには危険物取扱者の資格が必要です。

危険物取扱に関しては消防の管轄なので消防署から監査が入ります。

また、この危険物取扱者の資格は軽油の場合は「乙四おつよん」という種類なので「乙四」と呼ぶことが多いです。

給油作業は運転手がやりますが、実は私は乙四の資格を持っていません。

それでも毎日給油しています。

乙四を持っていないのは私だけではなく、大半の運転手は持っていません。

これでも法令違反にならないのは乙四を持っている監督者がいればいい、ということになっているからです。

この辺はセルフのガソリンスタンドと同じ仕組みですね。

ここからちょっとオフレコでお願いしたい話をします。

この危険物取扱免許保持者の監督者は本来は給油をするときは常にいなくてはなりません。

実際、ガソリンスタンドの場合は危険物取扱免許保持者の監督者が一人しかいない時間帯はトイレにすら行くな、と言われるらしいです。

席を外すことすら許されないのです。

バス会社のように365日営業している会社の場合、監督者は2人以上いる必要があります。

監督者が一人だけの在籍だと「その人が休みの日は給油できないね」ってことになります。

しかし、この乙四を持っている監督者が人手不足なんです。

運転手以上に人手不足かも。

全営業所に2人以上在籍なので大手バス会社の場合、全社で数十人必要ってことになります。

これが全然足りないんです。

その対策としてよくやっているのが重複登録や名義貸しです。

違う営業所所属の人の名前を使ったり、同じ人が複数の営業所で登録したり。

もちろん本来はマズいです。

しかし、軽油の場合はガソリンと違って常温なら爆発する危険性は低いのです。

給油装置のメンテナンスをしっかりとやっていれば監督者が人手不足くらい見逃してくれるんです。

こういう事情があるので乙四を持っている監督者がいない時間帯でも運転手が勝手に給油できるんです。

オフレコの話はここまで↑

オフレコ話のほうが分量が多くなってしまいました(冷や汗)

もしあなたがバス会社の事務職になりたいって思っているなら乙四の資格を取っておけば採用される確率は高まるかもしれないですね。

バスが給油しているところを見たい、と思っている人は車庫行きの路線バスに終点まで乗れば見れるかもしれませんよ~

以上、バスはいつ給油しているのかについての記事でした。

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