バス運転手の給料は安い

このページではバス運転手の待遇の中でも特に給料についてお伝えします。バスの運転手の給料がいかに安いか、割に合わないかを感じてもらえれば幸いです。
私自身の年収は勤続10年で450万円程度です。
一応は大手鉄道系列の結構有名な会社です。毎月最低でも50~60時間の残業と3~4回の休日出勤をしています。
それでこの年収です。夫婦共働きで何とかやっていけている状況です。不景気のこの世の中では安定してもらえているのでマシかもしれません。
しかし多額の費用と時間をかけて大型2種免許を取り、盆暮れ正月も1日も休めず1日あたりの勤務時間は最長で16時間。それでこの給料です。はっきり言って安すぎます。ほかの人にとてもお勧めできません。

基本給は10万円台

勤続10年でまだ基本給は10万円台です。
手取り給料の大半は休日出勤と時間外手当です。つまりはやったらやっただけもらえるというのは良い言い方でやった分しかもらえない歩合制と同じです。
体力に自信があり、稼ぎたいという方はこれでも良いかもしれません。しかし皆さん生身の人間です。常にいいコンディションでいられるとは限りません。
怪我や病気、または事故を起こして免停になったときなど仕事ができなくなったときには何の保障もありません。あっさり切り捨てられます。
基本給が少ないということは使える間しか面倒を見ないという会社からのメッセージです。病欠などの場合、手当ては基本給をベースに計算します。
ですから仕事ができない状態になるといくらももらえません。安定を求めて大手に就職しましたが中身は看板とは大違い。
民間のバス会社はどこもこんなものですよ。

退職金制度すらないバス会社も多い

退職金制度がないバス会社も結構多いです。これを知らずに入社して初日の入社説明会でがっかりして即日退社。こういったケースも増えています。この原因には業界の事情があります。
もともとバス事業は一部の観光バスを除き鉄道会社の副業的存在でした。バスで駅にお客をかき集めるために走らせているようなものです。
なので昔はバス運転手もみんな鉄道会社の社員でした。それがここ10~15年くらいの間にほとんどが分社して独立採算となりました。なのでバス会社は「(鉄道会社名)バス○○」という社名ばかりなんです。
要するに昔は多少赤字であっても鉄道とドンブリ勘定でやっていけてたのが今は独立採算でそうはいかない。
なので運転手の退職金なんか払うほどのお金はないってことです。
公営のバスであれば公務員だから退職金はきちんともらえる、と思っていたら大間違いです。近年増えてきている形で制服と車両だけは公営と同じものを使って、人間だけは民間人という場合が増えてきています。(以下このサイト内では民間委託と呼びます)
実際に都営バスの場合は営業所単位で公営と民間委託とがはっきり分かれています。例えば臨海車庫や青砥車庫などは民間委託です。民間委託のバスは見た目だけが公営と同じで勤務形態・賃金形態は民間です。
ず~っと派遣社員のままの場合も珍しくありません。もちろん退職金なんかもらえません。
お客からは税金泥棒と罵られるうえに給料は激安の派遣社員です。
本当の公務員になれたとしても共済年金カットされたりしてますから。やめといたほうがいいですよ。

観光バス運転手は年収300万程度

観光バスの運転手だと年収300万がいいとこです。
観光の場合かき入れ時と暇な時期がはっきり分かれているんです。冬はスキー、春は花見、秋は修学旅行や紅葉狩り。こういった時期は本当に忙しく、30連勤なんてこともありました。
しかし、間に暇な時期があります。30連勤のあとに4連休。その後出勤しても車庫で待機ばっかり。待機中は給料が出ません。(会社によっては手当がつく場合もあります)
このように観光バスは安定していないんです。トータルすると年収300万くらいです。
実は先輩から話を聞くと、景気がいいころも今と変わらなかったらしいんです。バブルのころはチップや心付けが多かったし、宿泊先での食事代はお客が払ってくれていたので自分の給料にはほとんど手を付けず、安月給でも贅沢ができたんです。今じゃそんなことはほとんどないです。昔はバスの運転手って尊敬されてましたからね。
時代の変化とともに収入のあり方も変化してしまいました。
以上、バスの運転手の給料についてお伝えしました。

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